伝説その9 選抜総選挙、圏外からの速報11位!
2014年の選抜総選挙は、谷真理佳にとってSKE48移籍後、最初の総選挙となった。
2月の大組閣祭りにおいて、HKT48研究性からSKE48チームEの正規メンバーへの昇格・完全移籍はファンならずとも大きなインパクトを与えた。移籍後は少ない出番の中で精一杯の頑張りを見せていたことから初のランクインが期待されたが、結果ランキング圏外に終わったのである。
そして、2014年を終えるにあたって、初代パーソナリティを務めた「SKE48の1×1は1じゃないよ」第8回(2014.12.4.放送回)の中で、リスナーからのお便りにこう答えていた。
Q:真理佳ちゃんにとって2014年は、どんな年でしたか?
A:今年の、谷の年は、大きな扉が少し開いた扉になったかな…。目標に少し近づいた年になったかな。
「扉」
それはSKE48へ移籍して当初、仕事の無かった日々から、テレビ、ミュージカル、そしてラジオ、と出番が増し始めた事を指していたのだろう。
それでも、数多くのチャンスを得ても、自分の隣に一緒に立つメンバーは選抜総選挙でランクインしてきたメンバーばかり。
ランクインしたことさえ無い自分がここにいていいのだろうか?
自分に自信を持ちたい…。
そう願う谷真理佳にとって選抜総選挙でのランクインはこれから活動していくにあたっての悲願と言えた。
AKB48選抜総選挙2015を控えた谷真理佳は、直前の心境をレギュラー出演しているCBCラジオの「ナガオカスクランブル(2015.4.30.)」でこう答えている。
永岡「ちょっとおまえ、どうするんだよ総選挙、大丈夫なのか?」
谷「いやぁ、聞きます?不安ですよ…。」
永岡「80位以内入るの?」
谷「いやぁ、入らなきゃ…。」
(中略)
永岡「谷は、何位に入るの目標はっ!」
谷「いやでも、これは馬鹿にされるかもしれないんですけど、あの、選抜様の次の枠があるんですけど、アンダーガールズって。」
永岡「ベスト32位までだな!」
谷「そーなんです、17位から32位までなんですけど、を、ちょっと狙ってまして…。」
永岡「行く?」
谷「行きたいですね、うう。」
永岡「やっぱ、谷はもともとは福岡、ね、HKTにいたわけですから。」
谷「そう。」
永岡「そういった意味では今回福岡ドームであるわけですから。」
谷「そう。」
永岡「地元、ホーム!」
谷「地元ですよ!」
永岡「な!」
谷「いや、まさか、地元で、いやいやいや、でも、地元でやっぱSKE48谷真理佳としての成長を見せたいですね!」
行くことをやめようかとも思った名古屋。
家族とも、指原莉乃とも相談をして、悩みに悩んだのち、意を決し移籍したSKE48。
名古屋で一人暮らしをしながら頑張り続けてきた自分の成長を、ランクインという形にして地元福岡で見せたい!という強い意志の表れであった。
しかし、これまで一度もランクインしたことがなく、ずっとランク圏外の谷真理佳にとって不安しかなかった。
速報発表、5月20日(水)。
谷真理佳は前年圏外からの驚愕の速報11位に入るのである。
速報を受けた時の感想をこう述べている。
「この日はですね、5月20日だったんですけど、怖くて速報発表がほんとに怖くて、怖くて家に帰っちゃったんです。」(2015.5.27.オールナイトニッポン)
そして、名古屋の家でニコ生の放送を見ようかと思っていた谷真理佳は、人数が増えてプレミアム会員でないとニコ生に入れなくなり、更に速度規制で見れなくなった。
結果、エゴサして知ったという。
この時の心情は、レギュラー出演していたCBCラジオの「ナガオカスクランブル」(2015.5.21.放送回)で話している。
永岡「まず(11位と)聞いた時どうでした?」
谷「いや、あの正直ですね、名前を呼ばれないって思ってました。」
永岡「80番までには呼ばれない、それこそ80番からどんどん言っていくけれど、中々呼ばれないから。」
谷「自分の、予想はちょっとイイ方でいって60位くらいって。でも目標はアンダーガールズって。」
永岡「32位までに入るって言ってたよな!」
谷「そう。」
永岡「うん。」
谷「って思ってたんですけど。もう呼ばれないから…。」
永岡「32位から17位までに呼ばれない。」
谷「あと同期とか先輩たちが呼ばれていくなかで、あー、今年もダメだったんだーと。」
永岡「厳しいなと。」
谷「と、思った瞬間、谷真理佳、11位っ!ってなって、泣き叫びました。」
前年の選抜総選挙以降、谷真理佳はファンの応援を心の支えに辛いことも乗り越えてきた。
ミュージカルAKB49、ユニット曲「恋よりもDream」、「日本列島ヒッチハイクの旅」「SKE48的懸賞生活」「オールナイトニッポン谷真理佳ちゃんスペシャル」、そして、2014年末の紅白歌合戦では何とフロントメンバーだった。
SKE48のシングルでは「12月のカンガルー」に続いて「コケティッシュ渋滞中」でも選抜された。
そうはいっても、前年まで圏外が続いていた谷真理佳にとっては衝撃の速報発表であった。
そして迎えた、2015年6月6日。福岡ヤフオクドーム。
最終の開票イベントであるこの日、谷真理佳は23位、目標のアンダーガールズをつかみ取るのである。
ステージでの挨拶を済ませて、集合写真撮影までの通路でインタビューにこう応えている。
「ありがとうございます。すごい、見てください!
(トロフィーを見せながら)分かります?
谷の、これ手汗で、めっちゃ綺麗だったトロフィーが・・・、手汗で汚れちゃった!」
「谷、ちゃんと気持ち伝えられてました?
ほんとに?大丈夫でしたか?
いや、もうほんとに、頭が、
今日何も食べてなくて、真っ白なんですけど、
投票してくださった方への、
感謝の気持ちじゃないですけど、
感謝の気持ちが本当にいっぱいで、
本当に嬉しいです!
ふんっ(トロフィーを顔の横に掲げる)
でも泣いちゃって、
嬉しくて泣いちゃって。
(ここで湯浅支配人が横を通る。)
「あー湯浅さん、気持ち伝えられてましたかね?」
(うんとうなずき、サムアップする湯浅支配人。)
「来年は選抜入りを目指していきたいと思います、ガンバります、いえいっ!」
そして迎えた2016年。
谷真理佳は、叶えた夢の、その先を目指している。
感動しちゃった(T_T)
AKBグループのファンでなかった僕がたまたま見たエビショーでのヒッチハイク旅、すごく面白かった!つい目が離せなくなってました!
とてもいい記事ですね、読んでて感動しました!
とてもうれしいコメントありがとうございます!そう言ってくださると、作っているメンバーも励みになります。
谷真理佳ちゃんの魅力が、少しでも多くの人に伝わって、力に変わってくれることを信じています。
一緒に頑張りましょう!